2014年9月25日に発売された「絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode」の感想を軽く書きます。ネタバレ無しです。
本作品はスパイク・チュンソフトの人気シリーズ「ダンガンロンパ」のスピンオフ。1作目と2作目を結ぶストーリーで、1作目主人公・苗木誠の妹・苗木こまるが主人公。他にもナンバリング作品に登場したキャラクターやその関係者が多数登場します。
ゲームジャンルは公式サイトによると「コトダマアクション」。
前述した通り、1作目と2作目を結ぶストーリーです。ネタバレ無しの記事ですので詳しくは書きませんが、小高節全開のエグい話をタップリと堪能できるでしょう。
そして、発売前に公開されている情報ですので書きますが、敵の「希望の戦士達」はコドモの集団です。色々とヤバイです(笑)戦士達を演じる平野綾さん、潘めぐみさん、上坂すみれさんといった人気声優たちの演技も素晴らしい。というか、途中で声優さんの名前を忘れてしまいますわ。入り込みすぎて。
とまぁ、1作目や2作目のストーリーや世界観やキャラクターが好きだった人なら文句なしに楽しめるかと。
キャラクターに関しては、主人公の苗木こまるはプレイしたら色々と判りますので紹介は省くとして、1作目の人気キャラ?腐川冬子(ジェノサイダー翔)が本作ではガッツリと掘り下げられています。旧作で腐川が大嫌いだった人でなければ問題無いはずです。できれば腐川が苦手だったり嫌いだった人にこそオススメしたい。
公式ジャンルは「コトダマアクション」とあります。
主人公の苗木こまるはメガホン型ハッキング銃を駆使してゲームを攻略していくというのが本作品の売りなんですが、ぶっちゃけ、苗木こまるモードのゲームプレイは「シューティング」なんですよね。右スティックでエイム(照準)するタイプ。ヘッドショット要素もありますし、今夏発売された「フリーダムウォーズ」よりもシューター要素は強めと表現しても過言ではないかも。「バイオ4」っぽいという声もありますな。
そして相方?のジェノサイダーモードは爽快感バッチリの判りやすいアクションゲームに仕上がっていますが、ジェノサイダー自体は無敵で制限時間ありという事もあって常時使える訳ではありません。(弾幕STGのボムみたいなもん)
一番簡単な難易度に設定するとジェノサイダーが殆ど使い放題になりますので大半のシーンはゴリ押しできるのですが、要所要所でこまるのハッキング銃で活路を開かなければいけないシーンが用意されています。ジェノサイダーゴリ押しで進めた人はクリアまでに何度かハマるかも知れませんよ。
小高さんは発売前のインタビュー等で「ストーリーを楽しむだけなら簡単なモードでサクサク進めますよ」と説明していましたが、「シューティング慣れ」しているかどうかでプレイヤーが感じる難しさには大きなブレがありそうです。Twitterで検索しても「序盤からエイムが難しい」という声もあれば「最高難易度だったけど簡単だった」という声もあります。このあたりから、「シューティング慣れ」した人が「シューティング不慣れ」な人を想定してゲームを作るのは難しいという事がよくわかります。
そしてもう一つの問題?としては、本作品を購入した「シューティングに慣れていない」人達の多くは「シューティングの腕前が上達する」事にさほどの達成感を覚えない可能性があるって事です。先の物語が見たいだけですからね。このあたりが洋ゲーの一般的なシューター作品とは違う、和製シューターの悩みどころでしょう。
このあたりは前述した「フリーダムウォーズ」でも見られた傾向です。どちらの作品も発売前のプロモーションではアクション要素をアピールしており、シューター的な要素については殆ど触れていません。そして「フリーダムウォーズ」は発売直後に「難しい」という声が多発したことで難易度を緩和するパッチが配信されました。
「先のストーリーが見たいだけなのにアクション(シューティング)がクリア出来ない」というダンガンロンパファンに対するスパチュンからのフォローがあるのかどうかは現時点では不透明です。
まぁ、「シューティング」を推すとセールスが下がるかも・・・というプロモーション側の懸念もあったのかもですけどね。
ダンガンロンパのストーリーが好きな方に対してなら文句なしにオススメしたいところですが、前述したように本作品の本質は「シューティングゲーム」だという事を理解した上で購入すべきかもです。「シューティング苦手だなぁ」と思っている人は、「これを機にシューティングも上達してやる」といった意気込みでプレイするといいかも。
まぁなんやろ、ストーリー難民?の為にも、アニメにするなら2より先に「絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode」だよね?と思ったり、思わなかったり(笑)
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